車検に印鑑は必要なもの?シャチハタでもOK?車検に必要な持ち物リストも紹介!
車検の手続きに必要なものを準備している際、「印鑑は必要だっけ?」と悩む方もいるかもしれません。
実際には、車検の依頼先によって印鑑が求められる場合とそうでない場合があります。
そこで本記事では、車検に印鑑が必要なケースはどんな時か、認印やシャチハタでも問題ないかについて解説します。
また、併せて車検に必要な書類も紹介するので、これから車検を控えている方は参考にしてください。
車検に印鑑は必要なもの?
平成10年以前の車検では車検証の申請に必要な「継続検査申請書」の署名欄に押印が必須でしたが、現在では基本的に不要となっています。
というのも、平成10年1月以降、国土交通省の告知により「車の使用者が継続検査申請書の使用者欄に自筆で住所や名前を書いている場合には押印が不要」となったからです。さらに令和3年1月1日からは、継続検査申請書への押印・署名は不要となりました。
ただし、全てのケースで押印が不要というわけではなく、場合によっては印鑑が求められることもあります。
これについては次の章で詳しく解説しますが、車検当日に「やっぱり印鑑が必要だった」となってしまうと、後日印鑑を持って行くなどで二度手間になるかもしれません。
そうならないためにも、事前に業者に印鑑の要不要を確認するか、車検の際は念のために印鑑を持っていくと安心です。
車検に印鑑が必要になるケースはある?
基本的に車検の手続きでは印鑑は不要ですが、どのようなシチュエーションで印鑑が求められるのでしょうか。ここでは、印鑑が必要となるケースを紹介します。
依頼する業者によっては印鑑が求められる
一部の車検業者や整備工場では、受付表への記入時や依頼内容によっては印鑑を必要とする場合があります。
その理由は、デジタル化が進み印鑑の代わりにデジタル証明が使われることが多いとはいえ、全ての業者が電子署名に対応しているわけではないからです。
また、紙で書類を提出する場合には印鑑を求められることがあり、特にパソコンで書類を作成し、それをプリントアウトして提出する際には、印鑑を求められることもしばしばあります。
このように、業者によって印鑑の要不要はルールが異なるため、車検の予約時に印鑑が必要かどうかについて確認しておきましょう。
継続検査申請書をパソコンで書類を作成する場合
継続検査申請書とは、車検証を発行する際に使用される特定の書類を指します。
ディーラーや整備工場に車検を依頼する場合は、業者が申請書を用意して提出してくれますが、ユーザー車検の場合は自分で申請書を準備して提出しなければなりません。
この時、継続検査申請書の使用者欄に使用者本人が自筆で名前や住所を記入していれば、押印は不要です。
ただし、パソコンで入力している場合には、本人確認のために押印かサインが求められることがあります。
車検と同時に名義変更する場合
車検の際に車の名義変更を同時に行う場合、印鑑が必要になるケースがあります。その理由としては、名義変更手続きは法的な契約に関わるため、正式な署名や押印が求められることが一般的であるからです。
特に、名義変更に伴う譲渡証明書や委任状には実印の押印が必要とされることが多く、さらに印鑑証明書の提出も求められる場合もあります。
このような手続きを取る予定のある方は、スムーズに進めるためにも、事前に必要な書類や印鑑の種類について確認し、しっかりと準備を整えておきましょう。
車検で使う印鑑に決まりはあるのか
車検で印鑑を使う場合に認印やシャチハタが使えるのかといったルールはあるのでしょうか。
ここでは、印鑑が必要な場合に備えて、使用可能な印鑑についても確認しておきましょう。
車検の印鑑は認印でOK
車検の手続きに印鑑が必要な場合、基本的に認印で問題ありません。普段使用している印鑑を持参するようにしましょう。
ただし前述した通り、名義変更などの正式な契約が絡む場合には、実印が求められることがあるため、依頼する業者に事前確認しておくと安心です。
シャチハタでも手続きできる?
シャチハタはゴム印であるため、公式な書類には使用できない場合がほとんどです。車検の手続きにおいても、シャチハタは避けたほうが良いでしょう。
業者によっては、簡単な書類には使用を許可する場合もありますが、原則としては認印が求められることが一般的です。
特に、重要な書類に関してはシャチハタではなく、しっかりとした印鑑を用意することをおすすめします。
印鑑が必要な場合は印鑑証明も準備するべき?
車検の手続きで印鑑証明が必要になるケースはほとんどありません。通常の車検であれば、認印で手続きが完了するため、印鑑証明は必要ないのです。
しかし、名義変更や譲渡手続きが同時に行われる場合には、印鑑証明を求められることがあるため、これらの手続きを予定している場合は、事前に市区町村役場で印鑑証明を取得しておくと良いでしょう。
車検に必要なもの・基本書類
車検を受けるためには、いくつかの書類を準備する必要があります。印鑑が必要かどうかは状況によりますが、書類に関しては欠かせないものばかりなので、事前に確認しておきましょう。
車検証(自動車検査証)
車検証は、車両の登録情報が記載された重要な書類で、車検手続きの際に必ず提出する必要があります。
車両の所有者や登録番号、車両の型式など、基本的な情報がすべて網羅されており、これがなければ車検を受けることができません。
車検証がない場合、再発行の手続きを取る必要があるため、事前に確認しておきましょう。一般的には車内に保管している方が多いですが、紛失した場合はすぐに再発行手続きを行うようにしてください。
自賠責保険証券
自賠責保険証券は、車両が自賠責保険(法律で定められた加入義務のある保険)に加入していることを証明する書類で、車検の手続きに欠かせません。
そのため、車検を受ける際には、この保険期間が車検の有効期限をカバーしている(車検の有効期限よりも保険期間の方が1日でも長い)ことが求められます。
とは言っても、一般的に自賠責保険の更新手続きは車検と同時に行われるので、保険期間が車検の有効期限を満たしていないという状況にはならないでしょう。
自動車税納税証明書
自動車税の納税証明書も、車検に必要な書類の一つです。これは、車両に対する自動車税をしっかり納めていることを証明するもので、過去の納税記録が確認されます。
しかし実は、2015年以降は一定の条件を満たすことで、車検時に自動車税納税証明書を提示する必要がなくなりました。これは、運輸支局や車検登録業者が電子システムを導入し、納税状況をオンラインで確認できるようになったからです。
ただし、次のような場合においては引き続き自動車税納税証明書の提示が必要なケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
- 250ccを超える二輪車(小型自動車)の車検を受ける場合
- 自動車税を納付後、間を置かずに車検を受けるとき
- 年度の途中で県外に転居し、車検を受けるとき
- 車を売却する際
なお、納税から車検までの期間が短い場合は、自宅に届く自動車税納税通知書を使用してコンビニや金融機関で支払いを済ませ、その場で納税証明書を受け取っておく必要があります。
また、納税証明書を紛失してしまった場合は、税務署や役所で再発行することが可能ですが、時間がかかることがあるため余裕を持って納税証明書の確認をしておきましょう。
現金またはクレジットカード
車検の費用は、基本その場で支払う必要があるため、事前に現金を準備しておきましょう。
車検費用の合計は依頼する業者によって異なりますが、一般的には「車検基本料・法定費用・整備費用・部品代・代車代」などが含まれます。 さらに、予期せぬ故障や追加の整備が必要になる場合があり、その際には追加の料金が発生することもあるので、事前に車検の見積もりをとり、概算費用よりも余裕を持ってお金を準備しておくと安心です。
また、クレジットカードでの支払いが可能な場合は現金が不要ですが、法定費用に関しては現金のみという条件の業者も多いため、まとまった金額の現金を事前に準備しておくようにしましょう。
印鑑があれば車検がスムーズにいきやすい!
車検を受ける際に印鑑が必須であるケースは限られていますが、用意しておくことで手続きがスムーズに進みやすくなるため、心配な方は念の為に持参すると良いでしょう。
また、もし印鑑を使用する場合は認印で対応できることがほとんどですが、名義変更や特別な契約がある場合には、実印や印鑑証明が必要になることもあります。事前に依頼する業者に確認を取り、必要な書類や印鑑を準備しておくと安心です。
なお、私たちアクスルでは、車検を受ける際に印鑑は必要ございません。また、諸費用、税金等は現金になりますが、それ以外は各種カード払い、一部QRコード決済が可能です。
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私たち株式会社アクスルは、東大阪にてメルセデス・ベンツを始めとする輸入車の車検やタイヤ交換、新車・中古車の販売を展開しています。
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