車検の見積もりで必要なものは?見積もり依頼時・確認時に押さえておきたいポイントも
車検の時期が迫ってくると、費用に対して不安を感じる方も多いでしょう。そんな時は、事前に見積もりを取り、どれくらいの費用がかかるのかを明確に把握することがおすすめです。
とはいえ、「車検の見積もりに必要なものって何?」「車さえ持って行けば大丈夫?」と悩む方もいるかもしれません。
そこで本記事では、車検の見積もりに必要なもの・あると見積もりがより正確に出せるものを紹介します。また、見積もりを取る際に抑えておきたいポイントや、見積もり内容のチェックすべき点も解説するので、安心して車検に臨みたいという方はぜひ参考にしてください。
目次
車検の見積もりはなぜ必要?
車検の見積もりは、車検にかかる費用を事前に把握する上で欠かせません。車検では法定費用と車両の状態に応じた整備費用が発生しますが、これらの費用は車によって大きく異なります。
そのため、見積もりを取り「どの部品を交換する必要があるのか」「どの程度の費用がかかるのか」の確認をすることで、予想外の費用を抑えることができるのです。もし見積もりを取らないまま車検を出すと、不要な整備など予期せぬ追加費用が発生することがあるかもしれません。
また、複数の業者から相見積もりを取れば、各業者の費用感や整備内容なども比較検討でき、納得のいく形で車検を出せるという点も見積もりを取るメリットです。
つまり、車検の見積もりを取ることは、車検費用の透明性を確保するという目的でも、必ず行ったほうが良いと言えるでしょう。
車検の見積もりに必要なもの
車検の見積もりを取る際に必要なものは、基本的に「車検証」のみです。もし、手元に過去の点検内容や修理箇所が確認できる書類(点検整備記録簿など)があれば、それも持参しましょう。これらの書類に記載されている情報が見積もりの基準となります。
車検証
車検証は、車の基本情報(車種、年式、車検満了日など)が記載された重要な書類です。見積もり時には、この情報をもとにして、車検にかかる法定費用や整備内容が決まります。
車検証がないと車両の状態や走行距離などが把握できず、正確な見積もりが算出できないため、車検証は必ず持っていきましょう。もし車検証を紛失してしまった場合は、再発行が必要となるので、早めに対応しておくことが大切です。
なお、見積もりの際に車検証のどの情報を見るのかというと、主に下記4つが挙げられます。
車両の型式や年式の確認
車検証には車両の型式や年式が記載されており、これにより業者はその車に適した部品や整備内容を判断できます。同じ車種でも年式や型式が異なると必要な部品や作業内容が変わるため、正確な見積もりにはこの情報が欠かせません。
車両重量や排気量の確認
車検費用の一部は、車両重量や排気量に応じた自動車重量税や排気ガス検査などの費用に左右されます。車検証からこれらの情報を確認することで、必要な税金や手数料を正確に計算することができます。
初度登録年月の確認
車検証には「初度登録年月」が記載されています。これにより車が初めて登録された年月がわかり、車検の時期や車両の経過年数に基づいた整備項目の追加が必要かどうかを判断する材料となります。特に年数が経過した車は、追加の整備が必要になることが多いので、必ず確認される項目です。
車の所有者情報の確認
車検証には車両の所有者の情報も記載されています。業者が正確な見積もりを作成し、適切な手続きを進めるためには、この情報も確認する必要があります。
過去の点検内容や修理箇所が確認できる書類
過去の点検内容や修理箇所が確認できる書類があると、より正確な見積もりが算出できます。できれば「点検整備記録簿」があると見積もりがスムーズに行われるでしょう。
点検整備記録簿とは、メンテナンスノートとも呼ばれ、6ヵ月点検や12ヵ月点検などの法定点検の実施内容を記録する書類です。
過去の点検履歴を把握したり、消耗部品の交換時期を判断することができるため、無駄な整備や過剰な点検を避けつつも、劣化が進んでいる箇所の見落としを防ぐことに役立ちます。
つまり、修理の優先度を見積もりの段階で把握できるため、効率的なメンテナンス計画が立てられるのです。
なお、点検整備記録簿を紛失してしまった場合は、過去に点検を受けたディーラーや整備工場で記録を確認してもらえることもあるので、早めに相談してみましょう。
車検当日に必要なものを事前確認しておこう
車検の見積もりでは基本的に車検証だけあれば問題ありませんが、車検当日に必要なものも事前に確認しておくと慌てずに済みます。車検までに以下のリストにあるものを必ず用意しておきましょう。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車納税証明書(支払済みの場合は不要)
- 自賠責保険証明書
- 法定費用(重量税・自賠責保険料・申請証紙代)
車検証・納税証明書・自賠責保険証明書の3つは、車検を受ける上で必須です。
なお、車検証・納税証明書(納付済の場合は不要)・自賠責保険証明書がないと車検を進められないため、事前に紛失していないかを確認しておくことが重要です。万が一、これらの書類が見つからない場合は、再発行手続きを早めに行いましょう。
車検の見積もりを取る際のポイント
車検は必須の法定点検ですが、その費用や内容は業者によって異なることが多いため、賢く選ぶことが大切です。ここでは、車検の見積もりを取る際に注意すべきポイントについて解説します。
相見積もりは必ず行う
車検の費用は業者によって大きく異なるため、複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。法定費用が一定であっても、整備にかかる手間や交換部品、サービス内容に違いがあるからです。
たとえば、ディーラーは純正部品の使用や丁寧な整備が行われますが、費用が高くなる傾向にあります。一方、整備工場やガソリンスタンドでは、ディーラーに比べて費用が抑えられるケースが多いですが、業者や担当者によって整備の質に差が出ることもあります。
そのため、複数の業者から相見積もりを行い、サービス内容を比較することが重要なのです。自分に合ったプランや費用を見極めるためには、あらかじめ求めるサービスや整備内容を明確にしておくと、業者選びがスムーズに進むでしょう。
車検の有効期限を確認し、早めに準備する
見積もりを取る際は、最低でも車検の有効期限の1ヵ月前には準備を始めるようにしましょう。
その理由は、見積もりを取ってみて予想以上の修理や部品交換が必要になることが分かるケースがあるからです。
これが車検の期限ギリギリだと「事前に整備に出す時間がない」「他の業者で再度見積もりを取る時間がない」「費用の準備ができない」といったことも起こりやすく、不安なまま車検に出さなければなりません。
業者を比較検討して最適なプランで車検に出すためにも、見積もりを取る際は車検の有効期限ギリギリにならないよう気をつけましょう。
なお、車検の有効期限は車検証の「有効期間の満了日」に記載されています。もしくは、車のフロントガラスに貼られている車検ステッカーでも確認可能です。
車検の見積もりを取った後に確認すべき点
ここでは、車検の見積もりを取った後に必ず確認しておくべきポイントについて解説します。車検後の思わぬ追加費用を避けるためにも必ず確認しておきましょう。
代車費用が含まれているか
車検期間中は車を業者に預けるため使えません。代車が必要な場合は、見積もりにその費用が含まれているかを確認しましょう。
代車費用は業者によって異なり、無料で提供される場合もあれば、別途費用が発生することもあります。有料提供かつ長期にわたる修理やパーツ交換が必要になる場合は、代車の使用期間が延びて予想外の費用がかかることも考えられるでしょう。
そのため、見積もり内容を確認する際は、代車費用の有無を必ず確認してください。総費用を正確に把握しておくと、車検後の予期せぬ出費を避けることができます。
分からない項目がないか
車検の見積もりには、多くの専門用語や整備内容が含まれているため、不明な項目があれば必ず確認することが重要です。
例えば、パーツ交換や整備に関する用語が分からない場合、それが本当に必要な整備かどうかを理解しないまま承諾することになるかもしれません。そうなれば、不要な費用が発生することも十分にあり得るため、料金が高いと感じた場合はその理由を聞き、納得できる形で進めるようにしましょう。
消耗品の費用が含まれているか
車の状態によっては、ブレーキパッド、オイルフィルター、ワイパーといった消耗品の交換や補充が必要な場合もあります。見積もりにもこれらの追加費用が含まれているかをしっかり確認しましょう。
理由は、業者によっては実際にはいますぐに交換・補充する必要がない消耗品でも勧めてくるケースがあるからです。
特に、思っていたよりも総費用が高いと感じた場合は、本当にこのパーツの交換は必要なのか、なぜ交換した方が良いのかを業者に尋ねるようにしてください。
車検の見積もりによくある質問
ここでは、車検の見積もりに関してよく寄せられる質問に答えます。車検のタイミングや見積もりを行う場所、期間など、車検の準備をスムーズに進めるためにも確認しておきましょう。
車検の見積もりをするタイミングはいつがいい?
車検の見積もりは、車検満了日の1〜2ヶ月前を目安に行うと良いとされています。この期間であれば、修理が必要な箇所が見つかっても、余裕を持って整備ができるためです。
ギリギリでの見積もりは、パーツ交換が必要な場合に対応が遅れることがあり、結果的にしっかりとした対処ができないまま車検に出すことになるリスクも考えられます。
そうならないためにも早めに見積もりを取りましょう。また、時間に余裕があれば複数の業者で相見積もりを取って比較する時間も確保でき、費用を抑えることに繋がるでしょう。
車検の見積もりができる場所はどこ?
車検の見積もりは、主にディーラー、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンド、車検専門店などで行うことができます。
ディーラーでは高い整備技術と純正部品の使用が特徴ですが、費用が高めです。一方、整備工場やカー用品店、ガソリンスタンドでは、選ぶ業者によって質にバラつきはあるものの、ディーラーに比べて費用が安く済むケースがほとんどです。そして、車検専門店は車検に特化したサービスを提供しており、費用的にも一番手軽な選択肢です。
それぞれの店舗の特徴を理解して、自分のニーズに合った場所を選びましょう。
各業者の特徴などについては、「車検はどこに出すのがおすすめ?車検業者の種類と選び方、失敗しない見極めポイントも解説!」で詳しく解説しています。
車検の見積もりは無料でしてくれる?
基本的に、車検の見積もりは無料で行われることがほとんどです。ただし、一部の業者では、車両の状態や希望するサービス内容によっては有料になる場合もあります。
例えば、詳しい点検を伴う場合や、分解整備が必要なケースでは、見積もりが有料になることもあるでしょう。そのため、事前に見積もりが無料かどうかを確認しておくことが大切です。
なお、オンラインで簡単に見積もりができるサービスもありますが、これらはあくまで概算であり、実際に車を見てもらう場合は店舗での見積もりがより正確です。
車検の見積もりにかかる時間はどれくらい?
車検の見積もりにかかる時間は、業者や車両の状態によって異なりますが、一般的には30分から1時間程度で見積もりが完了するケースがほとんどです。
簡易な見積もりであれば、書類の確認や簡単な車両チェックだけで済むため短時間で終わることが多く、詳しい点検を伴う見積もりや車両の状態が複雑な場合は、1時間以上かかることもあります。
特に、整備工場やディーラーでの見積もりでは、各部品の状態を入念に確認するため、所要時間が長くなることがあるので、事前に予約を取っておくとスムーズです。
車検の見積もりに必要なものは車検証のみ!早めの見積もりでスムーズな車検を
車検の見積もりを取る際に必要なものは「車検証」のみです。ただし、なるべく正確な見積もりを知りたい場合は、直近の「点検整備記録簿」もあると良いでしょう。
また、見積もりを取る際は、車検期限の1〜2ヶ月前に行い、相見積もりを取って自分に最適なプランを比較検討することが、納得のいく車検を選ぶためにも重要です。
私たちアクスルでは、車検の見積もりを無料で行っております。また、修理箇所が予想以上、または高額な部品交換が必要など、予期せぬ費用が発生した場合においても点検費用について御代金は頂いておりません。
見積もりの際には、代車希望の有無・ご希望の車両サイズをお伺いしますので、事前にご自身の駐車場のサイズ制限等もお調べいただくとスムーズに正確な見積もりを出させていただきます。
その他にも部品等、気になることがございましたら、重点的に確認させて頂きますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
輸入車の車検や整備、タイヤ交換はアクスルにお任せください!
私たち株式会社アクスルは、東大阪にてメルセデス・ベンツを始めとする輸入車の車検やタイヤ交換、新車・中古車の販売を展開しています。
車検はもちろん、修理や日常のメンテナンスのご依頼も承っており、自社工場でスピーディーなご対応が可能です。また、熟練のスタッフが在籍しておりますので、ボディコーティングから治具を使った難修理などもお任せください。
- 輸入高級車が扱える熟練スタッフがいる
- ランフラットタイヤも取り扱える
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- 輸入車・国産車に限らず、各メーカーのディーラーと連携可能
- 新品パーツは社外品などの提案も可能
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弊社では少しでもお客様の不安を解消するため、事前のヒアリングを丁寧に行ったうえで「修理が必要なのか」「新品パーツとの交換が必要なのか」など、ご提案をさせていただきます。
各ディーラー様では対応の難しい相談や、中古車、新古車で購入した輸入車をディーラー車検に依頼しづらい…とお悩みの方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
お客様のご予算内で満足いく仕上がりと、すべてのお客様に上質で豊かなカーライフをご提供することをお約束いたします。
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